鳥取県内有数の網代漁港で揚がった新鮮な魚を
買い付けたその日の内に、潮風とお日様で干しあげます。

当店の加工場は、鳥取・網代漁港の目と鼻の先。
鳥取県内でも有数の網代漁港で揚がった新鮮な魚を港で買付け、その日の内に干物の加工をしております。

美味しい干物の秘訣、それは、
一に、「素材」。山陰沖の豊かな漁場で育った新鮮な魚。
二に、「下処理」。開いた魚はわたをどれだけきれいに取るか、たったこれだけのことが旨味の邪魔になってしまうのです。
三に、「塩加減」。干物の味付けは海水と塩のみ。熟練の感覚で絶妙な塩加減ができるのです。
四に、「干し加減」。季節や天気によって自然の条件はまったく異なります。その日の風の方角や強さにあわせて干す時間を変えられるのは30年以上のキャリアのあるスタッフの腕によるところです。

無添加・天日干しという昔ながらのシンプルな製法だからこそ、ごまかしが出来ない分、干物の本当の旨味を味わっていただけます。
流れ作業や機械干しにはない、一枚一枚手作業で行うきめ細かな工程が、山根商店の味を生み出します。

機械干しとは違う？
なぜ、天日干しは美味しいといわれるのか？

機械での低温乾燥と天日干しを比べて何が違うか？
魚を干物にするために開いた部分、ここに皮みたいに『膜』ができていますよね。実はこの膜、旨味成分が集まっていて天日干しの方が厚くなるそうです。さらに膜が厚い方が噛みしめた時の弾力感があり、この旨味とお肉がミックスされ　天日干しはやっぱり美味しい！と感じるのです。
これは自然の太陽と海風の力、そして何よりも職人の腕のおかげです。
さんさんと輝く太陽の力と　海からのさわやかな風が　おいしい干物を作り上げます。
天日干しの干物は　太陽と海風を特に重要視するため　乾燥した空気が吹き込む冬場の物が美味しいとされています。また夏場は日光に当てると煮立ってしまい　美味しさを損ねますので　天日にさらす時間の頃合は、干物職人の腕の見せ所です。夏場の天日干しは、適当な時間　干し　あとは日影にて熟成させます。
太陽に当てて干し　うす暗い所で発酵させる　これは魚に劇的な変化を起こします。タンパク質の一部がアミノ酸に分解され　塩焼きとは比べ物にならない旨味を出すのです。