機械での低温乾燥と天日干しを比べて何が違うか?
魚を干物にするために開いた部分、ここに皮みたいに『膜』ができていますよね。実はこの膜、旨味成分が集まっていて天日干しの方が厚くなるそうです。さらに膜が厚い方が噛みしめた時の弾力感があり、この旨味とお肉がミックスされ 天日干しはやっぱり美味しい!と感じるのです。
これは自然の太陽と海風の力、そして何よりも職人の腕のおかげです。
さんさんと輝く太陽の力と 海からのさわやかな風が おいしい干物を作り上げます。
天日干しの干物は 太陽と海風を特に重要視するため 乾燥した空気が吹き込む冬場の物が美味しいとされています。また夏場は日光に当てると煮立ってしまい 美味しさを損ねますので 天日にさらす時間の頃合は、干物職人の腕の見せ所です。夏場の天日干しは、適当な時間 干し あとは日影にて熟成させます。
太陽に当てて干し うす暗い所で発酵させる これは魚に劇的な変化を起こします。タンパク質の一部がアミノ酸に分解され 塩焼きとは比べ物にならない旨味を出すのです。
2024年10月 | ||||||
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