鳥取県東部の因幡の国 様々な材料を使いこなし、時代の変化に対応しつつ研究を積み重ねている産地です。 そこで生まれ育つ「因州和紙」 鳥取市 青谷町・佐治町で作られる和紙、和紙を使った製品をご紹介いたします。 因州和紙の産地 青谷地区と佐治地区 因州和紙の書道用紙や工芸紙の原料構成は、歴史上使用されてきた原料を基礎として組み立てられています。 傘紙、障子紙の産地である青谷町の山根地区では、楮画仙紙が抄造され、 同町の河原地区では、三椏(みつまた)半紙やワラ半紙そして漢字用画仙紙が抄造されています。 一方佐治村内では、江戸末期〜明治期にはローカルな原料であった稲ワラなどの茎かん植物と三椏故紙などをほどよく配合した漢字用画仙紙を開発しました。 工芸紙は長い歴史を持った楮紙に高度な染色技術で美しく染め上げたものです。 この時代の特徴的な出来事としては、手漉きの画仙紙、書道半紙や工芸紙の生産が軌道に乗った頃に、タイミングよく短網抄紙機が導入され始め、機械漉きの書道用紙などの生産が開始されたことがあげられます。 これによって作品用は高級な手漉き書道紙、練習用あるいは学生用は高品質で求めやすい価格の機械漉きの画仙紙、書道半紙という商品構成を整えることができました。 以後、手漉き和紙と機械漉き和紙は共存し、調和よく成長を続け現在に至っています。 また「手漉き和紙」では伝統的な産地として、昭和50年に伝統的工芸品産業(和紙部門)として全国で最初の産地指定を受けました。 平成16年11月1日の新「鳥取市」誕生をもって、「青谷町」、「佐治村」はそれぞれ「鳥取市青谷町」、「鳥取市佐治町」となりました。
因州和紙とは?
鳥取県東部の因幡の国
様々な材料を使いこなし、時代の変化に対応しつつ研究を積み重ねている産地です。
そこで生まれ育つ「因州和紙」
鳥取市 青谷町・佐治町で作られる和紙、和紙を使った製品をご紹介いたします。
因州和紙の産地
青谷地区と佐治地区
因州和紙の書道用紙や工芸紙の原料構成は、歴史上使用されてきた原料を基礎として組み立てられています。
傘紙、障子紙の産地である青谷町の山根地区では、楮画仙紙が抄造され、
同町の河原地区では、三椏(みつまた)半紙やワラ半紙そして漢字用画仙紙が抄造されています。
一方佐治村内では、江戸末期〜明治期にはローカルな原料であった稲ワラなどの茎かん植物と三椏故紙などをほどよく配合した漢字用画仙紙を開発しました。
工芸紙は長い歴史を持った楮紙に高度な染色技術で美しく染め上げたものです。
この時代の特徴的な出来事としては、手漉きの画仙紙、書道半紙や工芸紙の生産が軌道に乗った頃に、タイミングよく短網抄紙機が導入され始め、機械漉きの書道用紙などの生産が開始されたことがあげられます。
これによって作品用は高級な手漉き書道紙、練習用あるいは学生用は高品質で求めやすい価格の機械漉きの画仙紙、書道半紙という商品構成を整えることができました。
以後、手漉き和紙と機械漉き和紙は共存し、調和よく成長を続け現在に至っています。
また「手漉き和紙」では伝統的な産地として、昭和50年に伝統的工芸品産業(和紙部門)として全国で最初の産地指定を受けました。
平成16年11月1日の新「鳥取市」誕生をもって、「青谷町」、「佐治村」はそれぞれ「鳥取市青谷町」、「鳥取市佐治町」となりました。