農業を始めた理由　2007年~
転機①
○約5年営業をしていたが、仕事をしていくにつれ、少しずつ心が疲れて来て、これではダメだと、元々やりたかったことは何だったのかを考え始める
会社を辞める報告をお客様にした際、辞めて何をするのかと聞かれ、「自分達で作ったものを提供する場所を作りたい」と伝えると、「作る(栽培)ことからする、農業をすることは今よりも大変だぞ」と言われたが、どの仕事でも同じ悩みで辛いのなら、好きなことで悩んでもがいて進みたいと、様々な場所を巡り、1番親身に相談にのってくれて、食べたご飯（お米）の美味しさに感動した鳥取に移住
タイミングよく鳥取市で農業研修2期生を募集していたので応募し、2年間の農業研修へ。
(この時に小学生の頃に作文で、自分で食べ物を作って生活したいと書いていたことを母から聞かされる)卒業後独立し、露路、ビニールハウスで野菜栽培とお米作りを始める。

それでも自分達が作っているものは美味しかった〜より美味しいものの発見
転機②
○独立後4年間は従来通りの農薬、化学肥料を使った慣行栽培(それでも美味しい)を行っていたが、ある時、当時住んでいた集落の方に頂いた野菜の美味しさに驚き、どんな作り方をしているのか聞いてみると、「昔農薬で体を壊してから、農薬も化学肥料も使わずに育てている」と聞き、自分達も農薬を散布した時、体調が悪くなっていたこと、より自分達が求める美味しいものを作る為、少しずつ無農薬無化学肥料の栽培を目指すようになる。(初めは、通常の栽培より、農薬、化学肥料を5割以上削減した『特別栽培のお米作り』稲が草に負けてしまうと収穫が出来なくなってしまう為、除草剤は使い栽培をしていたが、どうにか除草剤も使わずにお米作りがしたいと言う思いが強くなっていく)

辿り着いた農薬、化学肥料を使わない栽培
転機③
○無農薬無化学肥料の有機農業をされている方が、鳥取市気高町にいる、その方が今度講演会をするとのことで、話しを聞きに行く。何度か話しを聞き、その方のいる気高町に有機農業をする為、今迄お世話にになっていた集落を離れ、気高町瑞穂の谷に移り住む。
その後、周りの方々の優しさ、ご理解により、住んでいる集落内で、
『農薬、化学肥料を一切使わないお米作りをスタート』
初めて収穫し、食べた時に、自分達が美味しいと思った、求めていた作り方に辿り着く

やりたかった自分達で作ったものを提供する場所作り
○無農薬無化学肥料で栽培している面積は少ないですが、貸して頂けた土地は、劣化させず、貸して頂いた時より良い状態で返すを最低限と考え、土、自然に優しい農業、より美味しく食べることが出来る農業を目指し栽培しています
〇今後は自分達で作った、集落で収穫したお米や野菜等を加工できる場所を作り、自分達のやりたかったことに少しずつでも近づいていけたらと思っています。
〇ぜひ一度、農薬を使わず、化学肥料を使ってない持続可能な栽培で作った、安心安全なお米「粒ぞろいほたる米」をお召し上がりください。